■200 /inTopicNo.2) |
自己レスしちゃえ!ちょっと大胆に。 |
□投稿者/ ピピン -(2004/02/10(Tue) 00:12:31)
記事内容:[秘密会議]
第一回目の感想!たっぷり主観。でも、二度目は全く変わってしまうも可能性アリ。
表の小馬亭に書いたように「うーん。特に問題はなかった」という感じ。ずいぶんさめた表現ですが、鑑賞中はテンションを上げて見ておりましたから、決して面白くなかったわけじゃありません。十分楽しめたのです。
ただ、なんというか、こじんまりとまとまめちゃったなあ、ちょっともったいなくて残念、と言うのが最も正直な気持ちでしょうか。
FOTRでは美しいホビット庄を具現化して見せたり、あんなにボロミアの心情を掘り下げたり、TTTでは何がなんだかワカラナイほど手を加えてみたり、と良きに付け悪しきに付けインパクトが強かったのですが、今度は可もなく不可もなく、するすると進んでいるのです。もちろん、それは予想できました。だって王の帰還は必須イベントが多くて、しかも話を収斂させなくてはならないのですから。どんどん追っかけていくしかないですよね。FOTRもどんどん進みましたが、それでも随分あちこちカットしてましたもの。(もちろん、これは自分でもわがままな願いだとは思います。だって、私はこれまでPJのこれまでの冒険を非難し続けてきたのですから。) それに、なんていうのか、ここが泣かせ所だ、と思って待っていると、あと一歩の踏み込みがないまま、次の場面に遷ってしまうのです。そのため、満たされ切ってない状態が続く感じがしました。今までと比べて、あっさりとした表現になっているような気がします。また、ストーリー以外の枝葉の要素、特に歴史とホビット以外の各人の感情面をかなり大胆に切り捨ててしまっているので、話の筋がわかりやすいが深みにかけてしまったという印象がぬぐえません。 しかし、今回は字幕だったため、感動受信率70%以下になってしまった、という点を差し引いて考えなければならないと思います。それに、この感想は原作愛読者ゆえの過大願望も入り込んでいて客観性を保っているかどうか疑念があります。次回の鑑賞で大きな変化を期待したいなあ。
ええと、ここまで言ってきて、信じてもらえないかもしれないけど、この映画、初回鑑賞としては、全三部の中で一番スムーズに最後までちゃんと楽しめたのですよ。そういう意味で本当にいい映画になっていると思う。このとんでもない原作をこれだけ上手に映画化できれば上出来だ、という結論じゃやっぱりだめかな。
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