 グリーン・ノウの子どもたち ( No.1 ) |
- 日時： 2002/10/05 22:16
- 名前： 北国のあき
- 少年トーリーはひとりで汽車に乗って大おばあさんのもとにやってきます。大おばあさんが住んでいるのがグリーン・ノウの館、石で出来た雰囲気がある建物でした。そこで３００年前にグリーン・ノウで生きていた子供たちとの出会いが待っています。最初から顔を合わすことはないのですが、館のあちこちに子供だからこそわかる「しるし」のようなものが現れ始めるのです。よそから来た男の子トーリーも気配をおいかけて館のあちこちを探検するうちに、庭の動物たちとふれあい、館に残っている古い玩具で遊び、語られる思い出をきいているうちにしだいに「館の子」になってゆきます。それにつれて気配だけ残していた子供たちの足音をきき、声をきき、ついには顔を合わせ仲間に入ることができるのです。わくわくする展開に加えて不気味な伝説とその最後もエッセンスとなって、物語は最高の盛り上がりを見せます。
この本はシリーズ最初の本ですが、他の本も同じグリーン・ノウを舞台にしていて、なのに１冊ずつ作品の色が違うのです。古い館とそこに流れ続ける「時」という感じがお好きな方なら絶対に楽しめるシリーズです。
|
| グリーン・ノウ シリーズ懐かしいです。 ( No.2 ) |
- 日時： 2002/10/06 13:11
- 名前： うさぎ足
- 全部讀んだのですが、あの暖かさと、ちょっとしたタイムスリップの楽しさにわくわくしました。
そして、ボストン夫人が亡くなった後の事が、林望氏のエッセイ「イギリスは楽しい」に出て居りまして、すこし遣る瀬なく成ったものです。
|
ルーシー・マリア・ボストン