ホビットが１日６回食事をする習慣というのは、最初聞いた時、とても不思議でほほえましく感じました。
ましてや１１時のお茶なんて、「どうしてそんなに中途半端な時間なんだ！」とつっこみたくなります。
でも、作者トールキンの国イギリスでは、ちゃんと１１時にお茶の時間があり、
さらに様々な階級や職業、地方などによって異なる食習慣からいろいろな食事を表す言葉があったようなのです。
（そのすべての食事全部を実行しているわけではなく、選択して食べるそうです。念のため。）
ホビットはそんなイギリスの古くからの習慣をすべて取り込み、しっかり守って実行している種族であることに気づきました。

イギリスにおける食事の習慣
　　　　　　　　　　　　

１回目
	Breakfast
	朝の食事（朝食）
２回目
	Elevenses
	午前１１時頃に食べる軽食（おやつ）
３回目
	Lunch または Dinner
	昼の食事（昼食）
	その量と内容が少なめだと Lunch 、しっかり量があって一日の中心食事になる時は Dinner となる。
４回目
	Afternoon tea
	午後のお茶と軽食（おやつ）
５回目
	High teaまたは Dinner
	昼が lunch　だと、夜は dinner（夕食） となり、昼が dinner だと、夕食はhigh tea (tea) になる
６回目
	Supper
	夜遅く食べる食事（夜食）

我が身を振り返ってみると、「朝食」「１０時のおやつ」「昼食」「３時のおやつ」「夕食」「夜食」・・・
あれれ、結局６回食べてます。ホビットって現代日本人そのものかもしれません。