 トリポカの謎 池田あきこ 作 ( No.9 ) |
- 日時： 2002/08/15 20:27
- 名前： 北国のあき
- ダヤンたちの世界、わちふぃーるど、大好きです(^^)
この本はダヤンとマーシィが活躍するコミック絵本なのですが、ちょっと「ホビットの冒険」テイストで楽しいのです（池田さん、ホビットを描いてくださらないかなぁ）。
ダヤンとは思えば高校生くらいからのおつきあいですから・・・２０年以上なのですね（汗）これからもずっと・・・と願ってしまいます
|
| 猫ほど素敵な商売はない ヴァル・シャフナー作 ヒラリー・ナイト画 ( No.10 ) |
- 日時： 2002/08/15 20:38
- 名前： 北国のあき
- 舞台はニューヨーク、アルゴンキン・ホテル。何百人もの人間たちが毎日訪れるこの舞台で猫・ハムレットは猫が自分一匹しかいないことにたいそう満足していた・・・。猫の居眠りは一生懸命夢を見るため。夢の中ではこれから現実世界で起こる出来事を大体見ることが出来るし、離れた場所にいる他の猫たちにも会える。
これは猫好きにはたまらない本です(^o^)わたしの記憶が会っていればハムレットは実在した猫だったと思うのですが、とにかく文章と挿し絵が洒落ていて良いのです。有名ホテルが舞台だけあってハムレットを取り巻く人々もとても華やか。その中で完全にマイ・ペースな姿が猫だなぁと思わせます。
|
| 真・魔導物語 織田健司 作 ( No.11 ) |
- 日時： 2002/08/15 20:46
- 名前： 北国のあき
- ゲーム「ぷよぷよ」をご存じでしょうか・・・？
わたしと娘たちはかなりはまり続けているのですが、アルルをはじめとするキャラクターたちにはぷよぷよの前に「魔導世界」での物語があるのです(^o^)
魔導師の卵のアルル・ナジャを主人公とするこの物語（勿論カーくんことカーバンクルも(^^)）では魔法をもの凄く派手に扱うのですが、結局いつも勝つのは「無欲」「優しさ」「天真爛漫」であるところがいいです。
どんどん突き詰めていくタイプのファンタジーに疲れたときにおすすめ（笑） とにかくすかっとします！
|
| ぼくだけが知っている 吉野朔実 作 ( No.12 ) |
- 日時： 2002/08/15 21:25
- 名前： 北国のあき
- 吉野朔実さんのコミックです。
この方が日本の日常生活を描くとどうして、こう懐かしさが漂うのでしょう。そこに少年少女たちの無色透明な、けれどちょっと複雑な気持ちの揺れが加わって独特の世界ができていきます。
主人公のらいち君は地震を予知し、天気を数日先まで当て、雷が大好きですが彼にとってそれは当たり前のことなのです。はじめの頃はちょっと「特別」色が濃かった彼も次第に「変わっていることを自覚していない」男の子になっていきましたね。
サブ・キャラもさすが吉野さん、いい味わいの方々ばかりなのですが、中でもお母さんが好き(^^) こういう母になってみたかったなぁと思います。
読むとプリンを作りたくなる本ですだ（笑）
|
| たんぽぽのお酒 レイ・ブラッドベリ作 ( No.13 ) |
- 日時： 2002/08/16 08:44
- 名前： 北国のあき
- 夏が近づくといつも思い出す本です。
おろしたてのスニーカーの匂いが少年にとってとても意味が深い、という感じが印象的でした。mogさまも書かれていますが（やった！同士だ！^^）おばあちゃんの特別料理も記憶にこびりついているのは食いしん坊の証拠かな？
ブラッドベリが夏を描くとこうなるのだなぁと嬉しくなる作品です。訳も良いですね。ブラッドベリが少年を書くとき、その瞳にうつる世界は時に残酷、時に純粋無垢で心にドンドン浸透してきます。そういった感じ、上であげた吉野朔実さんとどこか共通しているような気がするのです(^_^)
|
| 結婚物語（全３巻） 新井素子 作 ( No.14 ) |
- 日時： 2002/08/16 08:58
- 名前： 北国のあき
- ・・・ファンタジーからずれますだ(^^;)
しかし、載せずに入られない！ＴＶドラマにもなったはずなのでご存じの方も・・・。けれどわたしが大好きなのはあくまで原作です。今はないですが角川の「野生時代」に連載されてました。
読んだ時期が自分も結婚直前だったこともありまして、もう、つぼにはいってしまって（笑） いつもの新井さんのＳＦもいいですが、わたしの中での一番はこの作品です。新井さんテイストがどこからくるのかわかる感じの本です。
結婚が決まってかつ無事に結婚し終わるためには様々な艱難辛苦を乗り越えなければならない・・・方々もいらっしゃるのですね！
|
| 処女少女マンガ家の念力 大原まり子 作 ( No.15 ) |
- 日時： 2002/08/16 09:09
- 名前： 北国のあき
- こちらもＳＦ世界がお得意な大原さんが日常生活をテーマにするとこうなる！！！という本です。
下高井戸在住の少女マンガ家箱崎美夜子とその妹・智世子を中心に、猫もマスクメロンも超能力も・・すべてがしっかり存在している。ポップな会話の中に「中性子爆弾」とか「スナフキン」、「スーパーいなげや」が同じレベルでちりばめられているのが好きです。
・・・新井さんの本の時もそうでしたが、どうも自分は作者の「代表作」よりも「息抜き」の方に惹かれる傾向があるようです(^^;)
|
| 闇夜の本 坂田靖子 作 ( No.16 ) |
- 日時： 2002/08/16 09:18
- 名前： 北国のあき
- 坂田さんといえば「バジル氏〜」が一番好きな私ですが、この「闇夜の本」も昔から大のお気に入りです。
収録されている短編のひとつひとつが全部いい！メアリー・ポピンズ調、ブラッドベリ風、ときにはフレデリック・ブラウン風（坂田さんはブラウンがとてもお好きなようですね^^）・・・。和風の短編も！！
ちょっと心が疲れたときなど手にお取りください(^^)
|
| 悦ちゃん 獅子文六 作 ( No.17 ) |
- 日時： 2002/08/20 22:45
- 名前： 北国のあき
- 子供の頃からこの本が好きでした。たしかＮＨＫの少年ドラマか何かでこの作品が原作だったことが、本屋さんで手に取った切っ掛けだった気がします。ドラマの方はもうほとんど記憶にないのですが（笑）
おしゃまでおませな悦っちゃんと作詞家のパパ・・・なぜかこのパパの印象が「でっきる、かな〜」のノッポさんなのです。家柄よく高慢ちきなご令嬢に惹かれるパパと優しくて一生懸命生きている綺麗なデパート・ガールのお姉さんと親友になる悦ちゃん。果たして「ママ」としてふさわしいのは一体どちら・・・？
わたしが文字にしてしまうと何とも陳腐な筋書きに見えちゃうのですが、実際は味のある人々が繰り広げるまぶしい日常がたまらない作品です。
そして。獅子文六さん、食べ物の描写がなんとも美味しそうですね。これはわたしが好きな本の共通点といえそうです(^o^)
|
| ヘリオット先生奮戦記 ジェイムズ・ヘリオット作 ( No.18 ) |
- 日時： 2002/08/23 16:58
- 名前： 北国のあき
- 子供時代ドリトル先生に出会って獣医という職業を知りました。そして大人になってからこの本に出会いました。獣医さんを目指さなかったことをちょっと後悔しました。
ヘリオット先生が描く日々の暮らしは現実です。けれどその語り口調が厳しい現実を素晴らしい経験に変えて見せてくれるのです。「一生懸命生きるってすごい！素晴らしい！」なんてことを声を大にして言いたくなるようなこの作品、先生以外の人々も個性豊かで本当に生きている感じがします。
実は家事をやりたくなくてどうしようもないとき等に自分の起爆剤として読んだりもします(^^;)
|
とても好きな本たち